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【寿命の切り売り?】夜勤の健康リスク

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結論:夜勤は健康に悪い

当たり前ですが夜勤は体に悪いです
やらなくて済むならやらないほうがいいでしょう

大幅な収入アップや日中の活動のしやすさなどのメリットも大きい夜勤ですが
それに伴う健康リスクについては知っておく必要があります

人間はサーカディアンリズムにより
昼間に活動して夜間は眠るようにできています

夜勤をすることによる生活リズムの乱れは睡眠障害を引き起こして
メンタルの不調を始めがんや生活習慣病のリスクが上がります

交代制勤務をしている人は「頭痛」「腰痛」「肩こり」などの
自覚症状を感じる割合が日勤のみの労働者に比べて多くなっています

そして3交代よりも2交代のほうが体への負担が大きいことも言われています

夜勤は寿命をお金に換えているなんて言われますがまさにその通りです

交代勤務睡眠障害(SWD)のリスク

交代勤務睡眠障害(SWD)とは日中なのに強い眠気があったり
逆に夜間に寝ようと思っても寝られない状態です

夜勤をすることにより生活リズムが変調すると
体内時計が狂ってしまいセロトニンが出にくい状態になります

セロトニンが減ると睡眠物質であるメラトニンも出にくい状態となり
睡眠障害リスクや精神疾患リスクが上昇します

体が睡眠を必要としているときに無理やり体を動かすことで
筋緊張による肩こりや倦怠感といった症状から
動機や眩暈と言った循環器系の症状がみられることもあります

夜勤の疲労を昼間の睡眠で補おうにも
日差しのある日中では夜間ほどの睡眠の質は確保できず疲れやだるさが残ります

メラトニンが出にくいことで不眠症の原因となり
不眠による自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れが様々な症状を引き起こします

さらに元々が不眠傾向の人や睡眠時無呼吸症候群がある人は
症状を悪化させる可能性があるので注意が必要です

精神疾患のリスク

睡眠障害や自律神経の乱れは精神疾患のリスクも増加します

夜勤をしている労働者は日勤のみの労働者に比べて
「うつ病」「不安障害」「アルコール依存」のリスクが高いと言われています

睡眠不足によって精神を安定させる働きを持つセロトニンの減少から
精神状態が不安定になり様々な症状を引き起こすとされています

セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれておりストレスの緩和に大きく関わっています

セロトニンの分泌が低下すると常にイライラしていたり
気分の落ち込みや不眠などの症状が出てうつ病のリスクが跳ね上がります
不安障害やパニック障害もセロトニンの異常が原因と考えられています

そのまま放置してしまい進行すると自律神経失調症になる恐れがあります

セロトニンの減少は不眠をもたらして日中の活動を低下させることになり
さらにセロトニンの分泌が悪くなるという悪循環に陥ります

そのためちょっとしたことで落ち込んだりイライラしてしまったりと
情緒不安定ともとれる状態になりやすいです

そして精神疾患の既往がある方は症状悪化のリスクが高いです
うつ病などと診断されたことのある方は出来れば避けたほうがいいです

夜勤専従などで全く同じリズムで生活出来るならリズムは乱れにくいですが
少しでも心身に不調を感じたらしないほうがいいです

不調が出始めたときにすぐ生活習慣を改善すれば症状が治まりますが
もし精神疾患が発症してしまったら治療に長い時間がかかることになります

生活習慣病

そもそもの睡眠習慣が乱れることに加えて食習慣も不規則になりがちであり
ホルモンバランスが乱れることから糖尿病などの生活習慣病のリスクも高めています

日勤のみの勤務者に比べて夜勤労働者は
総コレステロール、トリグリセリド、体脂肪率などが上昇する傾向にあります
そのためメタボリック症候群になるリスクも高いと言われています

睡眠習慣の乱れは高血圧は心疾患などの循環器系の負担がかかり
脳血管疾患のリスクにもつながります

特に性ホルモンの低下によりバランスが乱れることによって
乳がんや子宮がんや前立腺がんのリスクも上がります

妊娠に関わる問題

夜勤や交代制勤務によるサーカディアンリズムの乱れは
女性の月経周期の乱れにもつながります

ホルモンバランスの乱れは生殖機能を低下させ
卵子の質も悪くなると妊娠しにくい状態になります

不妊や流産のリスクといった妊娠にかかわる問題だけでなく
早産、低体重児、妊娠高血圧症候群などのリスクが高くなることが知られています

対策

一番の対策は夜勤をしないことですが病棟勤務であったり
収入の面で考えれば現実問題そうもいきません

夜勤の前後にリズムを整えたり睡眠の質を上げることで体調を崩さないようにしましょう

夜勤前には30分から1時間程度の仮眠をとったうえで
日光に当たって覚醒を上げておくことで勤務中の眠気を抑えられます

またコーヒーなどを飲んでカフェインを摂取しておくことも有効です

夜勤の休憩時間中は必ず仮眠をとりましょう
寝付けなくても横になっているだけでも疲労の回復には有効です

仕事の後は体が目覚めてしまうような刺激を避けます
とにかく睡眠の時間と質を確保するように意識しましょう

日光やブルーライトなどの光はなるべく避け
食事も消化の良いものにして帰宅したら部屋を暗くして休むようにしましょう

睡眠時間は3時間程度の仮眠に抑えて長時間眠らず
午後は普通の生活リズムに戻すようにしましょう

ちなみに夜勤専従でまったく同じリズムで生活できる方が
交代制勤務よりも心身の不調が出にくいと言われています

そして精神科の既往生活習慣病のある方は夜勤をしないほうがいいです
仕事のために体や心を壊していては元も子もありません

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