派遣看護師のメリット
時給が高く設定されており高収入も狙える
期間限定で働く性質上どうしても収入は不安定になりますが
派遣先のアルバイトやパートよりも高収入であることが多いです
地域にもよりますが給料水準が低い地域でも
派遣看護師は高収入な傾向にあります
正社員と比較すると月収が多くなる傾向にありますが賞与がないため
年収で見ると「ほとんど変わらない」か「やや劣っている程度」です
給料はほとんどの場合で月給ではなく時給で計算されます
長期休暇も自由で好きなときに働ける
派遣看護師は働き方も期間も長期の休みも全て自分で決められるため
正社員に比べて圧倒的に自由度が高い働き方です
「子供が小学生になるまで」といった調整もしやすく子育てとの両立も容易です
ダブルワークで正社員になるのが難しかったり
海外旅行が趣味の方であっても収入と趣味を両立させることができます
色々な職場、土地で働くことができる
派遣看護師には幼稚園、検診センター、一般企業など
あまり見かけない求人もあり様々な経験を積みたい人にもお勧めできます
今まで経験したことのない仕事を何度でも
短期間だけ試すことができるのは大きなメリットです
派遣看護師は始めから仕事をする期間が決まっており
看護師にとって非常に厄介な退職時の引き留めとも無縁です
また短期間で高収入という傾向があるため
引っ越しを繰り返しながらでも働き続けることができます
このおかげで日本各地を回りながら
「旅するように働く」なんてこともできます
人間関係のトラブルに悩みにくい
期間限定で働くという性質上、看護師にありがちな
人間関係のトラブルに悩むリスクを大幅に減らせます
正社員であれば気に病むような嫌な上司がいたとしても
派遣看護師であれば短期間だけの辛抱と割り切れるのも大きなメリットです
もしなんらかのハラスメントなどを受けたとしても
相談先は派遣会社なので確実に守られる安心感があります
委員会や院内研修などの面倒がない
短期間で働く派遣看護師は委員会や病棟の係など
責任のある＋αの仕事は基本的にありません
研修に出ることも看護研究をすることもないため
時間外でないとできないような面倒な仕事から解放されます
常勤の看護師と派遣看護師で
通常の業務にはほとんど違いはありません
派遣会社に守られサービス残業がない
看護師の悪しき風習であるサービス残業も派遣看護師には無縁です
派遣社員を残業させると派遣先は多くの残業代を払うことになります
派遣会社が仲介しているので企業はサービス残業を強制できません
もしサービス残業や契約時と違う業務を強制された場合でも
派遣会社に報告すればすぐに対応してくれます
派遣看護師のデメリット
働いた分しか給料は出ない
派遣看護師の給料は時給性がほとんどです
当然ですが働いた分しか給料は出ません
賞与も基本的にはないものと思ってください
正社員と違い同じ職場で働き続けることができないため
どうしても収入の不安定さはみられます
また退職金もないため資産運用などで
老後に備えておく必要があります
育休の取得が難しい
派遣看護師の場合は育休の条件を満たすのが非常に難しいです
育休取得には
「子供の1歳誕生日以降も雇用が継続していることが見込まれる」
という条件があります
看護師はどこに行っても人手不足であり派遣先としては
出産を控えた看護師を契約更新するメリットが薄いからです
将来的に出産を視野に入れている場合は派遣を続けるのか
一度正社員になるのか等を慎重に検討する必要があります
出産一時金（2023年から50万に増額）に関しては
派遣社員であっても問題なく支給されます
社会保険に加入していれば出産手当金も毎月支給されます
看護師は女性が多いこともあり
出産を含めたライフプランニングは計画的に行う必要があります
即戦力を期待される
派遣看護師を必要としている企業は人手が足りません
派遣スタッフには即戦力を期待され
入院時の教育などは最低限で省略されることが多いです
ある程度の転職や派遣の経験があればすぐに適応できますが
経験の浅い看護師の場合は慣れるまで少し大変かもしれません
基本的な看護技術は本職で習得してから
派遣看護師になるほうが負担が少なくて済みます
同じ職場で働き続けることができない
派遣看護師は様々な職場で経験を積むことができますが
最長でも3年までしか同じ職場で働けません
好きな職場で○○科について深く学びたい！
○○に特化した看護師になりたい！
と思っても短期間ではスキルアップしていくことが難しいです
派遣先でもう少し働きたいと思っても
職場の事情によっては契約更新されないこともあります
