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なぜ退職代行を使うことに罪悪感を感じるのか

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そもそも退職代行とは?

退職代行とは、労働者に代わって代行業者や弁護士が
退職にかかわる手続きを全て代わりに行ってくれるサービスです

  • 辞めたくても辞めさせてもらえなかった人
  • 会社とトラブルになることを避けたい人
  • 会社に対してストレスが強くどうしても連絡するのがつらい人

このような様々な事情を抱える人のサポートをします

退職代行に依頼したらもう会社と連絡を取る必要はありません
会社からの全ての電話や手続きを業者のスタッフが代行します

こちらで詳しく解説しています

退職代行を使うことに罪悪感を感じる理由

超真面目な日本人の気質

日本人には○○はこうであるべきという自分や周囲の人間に対する
呪いのような強い思い込みを持っている人が多いです

  • 社会人として正しく完璧であるべき
  • 上からの命令は絶対である
  • 仕事は完璧にできなければならない
  • 仕事ができないのは自分が悪いだけだから申し訳ない
  • 退職することは弱い人間の逃げである

真面目な日本人は多少なりともこのような価値観を持っています

仕事に対するこの考え方自体は個人で思ってる分には悪いことではないのですが
日本特有の尋常でない同調圧力のよって他者にも強要されています

そして積極的に転職していく海外と違い
日本では転職すること自体が非常にネガティブなイメージです

どんなに待遇が悪くても働き続けるのが当たり前の社会になっています
雇用する側も「どうせ辞めないから労働環境を改善する必要なし」と判断します

その結果「低賃金」「長時間」「重労働」といった条件がそろった
非常に劣悪な労働環境ができあがっています

しかしこのような社会が常識として今まで生きているわけですから
仕事を辞めたい、まして代行業者なんて非常識かも感じるわけです

自分で退職を申し出た方がいいのは利用者も十分理解しています
だからこそ罪悪感を感じてしまうわけですね

周りからの評価

  • 辞めたくても引き止められると断れない
  • 会社に迷惑と思われるかもしれない
  • 仕事を辞めたら周りに何を言われるかわからない
  • 仕事を辞めたことを家族や友人に知られたくない
  • 退職代行を使ったことを知られたくない

退職する際に退職代行を使うことで
周りからの評価が悪くなるのが嫌という意見もあります

一切会社にかかわることなく退職してしまうことで
周りの人から非常識な人間だと思われることに抵抗があるようです

家族や友人に仕事を辞めたことを知られたくない
ましてや退職代行を使ったなんて言えない

そういった感情が背徳感や罪悪感につながっているようです

現状維持バイアス

心理学の分野で「現状維持バイアス」というものがあります
人間はだれでも持っている認知バイアスという心理傾向の一つです

簡単に言えばこれは行動すれば事態が好転する可能性があるとわかっていても
無意識に「失敗したらどうしよう」「今より状況がよくなる保証がない」
という考えが先行してしまい行動するのは良くないという結論になってしまうものです

その結果いつまでも現状維持を続けてしまうものです

仕事を辞めたいと思っていても行動に移せない人によく見られる傾向です

  • 仕事を辞めたい
  • でも上司になんて言ったらいいかわからない
  • 今辞めると収入が、途中の仕事が、就活がetc
  • 仕事を辞めないほうがいいのかも
  • 仕事を辞めるのは悪いことなんだ
  • だから逃げずに働く自分の選択は正しい

極端に言えばこんな感じですね
日本人は行動しない理由を探すのは上手なのです

現状維持バイアスを含む認知バイアスは全く無意識のうちに働くので
その存在を認知していないとその通りに行動してしまいやすいです

しかし「あ、この考え方は現状維持バイアスだ!」と認知することで
自分が非合理的な判断をしていることを認識しやすくなります

退職後の生活の変化や転職後の仕事に不安があるのは当たり前です
しかし自分が行動しなければ周りの環境は何も変わりません

なぜ退職代行は嫌われているのか

退職代行反対派の意見

  • 辞める時くらい自分で話をするべきだ
  • お世話になった会社や上司に対して失礼だ
  • つらいから仕事を辞めたいと考えるのは甘え
  • ここで逃げるような奴はどこに行っても続かない

「自分でこの会社を選んで入職してきたのだから最後まで筋を通すべきだ」
このような意見が多いですね

これらの「発言だけ」を見れば確かに一理あります

しかしこれらの意見に正当性があるのは
「会社の労働環境が適正なものであり、上司が常識のある人間である」
という前提条件があればの話です

労働者全員が恵まれた労働環境にいるわけではありません
そういう人たちのために退職代行というサービスがあります

昭和の価値観からアップデートできていない人がいる

  • 会社に働かせていただいている
  • 上司や先輩の言うことは絶対
  • 人生においては何よりも仕事が優先されるべき
  • 仕事を辞めるのは逃げで甘えで恩知らず
  • 仕事は教わるのではなく先輩を見て自分で学ぶ
  • サービス残業することは素晴らしいこと
  • 自分たちは苦労してきたから後輩はみんな苦労するべき
  • 就職したら3年は働け 

自分が経験してきたことが世界の常識だと考えてしまう人もいます

自分が学校で習ってきたこと、仕事で自分が経験してきた指導が
すべて正しいと考えてしまっているのかもしれません

昔の日本では仕事において
苦痛こそが正義で美しいというような価値観があったようです

このような価値観を持った人からすれば
退職代行というサービスはとても理解しがたいものなのでしょう

タイパやコスパを重視している世代にとっては根拠もないのに
「就職したら3年は働くべき」と言われても納得できないと思われます

退職代行が悪ではない理由

共感性の低い人や想像力のない人は「退職代行を使った事実」だけを見て
そこに至るまでの本人の苦痛や経緯を無視しがちです

そのため退職は甘えであるといった意見が出てくるのかもしれません

前提として仕事を辞めることは労働者の権利であり
労働者は自分の好きなタイミングで仕事を辞める自由があります

全く問題なく会社に退職する意思を伝えることができる人もいるでしょう

逆に引き止められることがわかってる人や退職を伝えたことで
上司などから嫌がらせを受けることを心配する人もいるでしょう

退職代行は悪ではありません
様々な環境の人がいる中で必要な人が利用するサービスです

会社のために自分を犠牲にする必要はない

  • 今の職場ではキャリアアップできない不安
  • 給料が安い
  • 職場の人間関係が合わない
  • 仕事が覚えられない
  • 夜勤で生活リズムが狂う
  • 逆に夜型だから夜勤だけしていたい
  • 残業が多くて定時で帰れない
  • 先輩看護師に理不尽な扱いをされる
  • ハラスメントを受けている
  • 新型コロナウイルスの対応をしたくない

これらは現代において仕事を辞める理由として十分です

昭和までは誰でも就職すれば家が建ち、車が買え、家族を養うことができました
定年まで働けば老後絶対困らない保証がありました

会社が社員の生活を守ってくれていたからこそ
どんなに理不尽で辛くても我慢して会社に尽くすことができたんでしょう

でも今は平成も終わり令和です
当時と同じ働き方を求めるには環境が違いすぎます

もちろん仕事に人生を捧げるという生き方を否定しているわけではありません

仕事はいつ辞めても問題ない

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。

民法627条1項

民法627条1項に基づき正社員であれば即日~2週間以内に必ず退職することが可能です

  • 1年くらい辞めさせてくれなかった
  • 退職は3か月前に申し出る必要がある
  • 退職届を受け取ってくれない

このような話をよく聞きますが就業規則や会社の独自ルールなどは
基本的に法律に沿った内容でなければ無効です

退職を拒否されたまま長期間働き続けている方は
このことを知らなかった可能性があります

そもそも会社はあなたがいなくても全く問題ないです
あなたの代わりはいくらでもいます

あなたが辞めても翌日には何もなかったかのように運営しています

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